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先代、ふみばぁさん、先々代のさわのばぁさん、現店主と六代続く、今は見る事も少なくなった手造りのこんにゃく屋さん。
国宝犬山城、城下町に店を構え、群馬県吾妻郡のこんにゃく芋にこだわり、昔ながらの製法で作り続けてきました。その製造のこだわりと美味しさの秘密をご紹介いたします。
国産こんにゃく芋(群馬県吾妻郡産)を
100%使用しています。
また、こんにゃくを固めるために使用する
カルシウムも天然素材の貝殻を使用しています。
機械で練れば楽ですが、熱が加わりマンナンを固めてしまい、味は染みません。
またカルシウムを閉じ込め、臭いを残してしまいます。手で練ることにより、柔らかで、味しみが良く臭いの残らないこんにゃくが出来るのです。
釜の中でゆっくり一晩寝かせる事により、余分なカルシウムを吐き出し、足りない時は吸収します。こんにゃくも呼吸するのです。
時間はかかりますが、美味しいこんにゃくを造る為には、欠かせない工程なのです。
水洗いだけで(アク抜きは不要です)料理して頂けますので、味しみが良く柔らかな煮上がりです。お刺身でも美味しく食べられます。 固めるのに必要な分量しか、カルシウムを使わないので、鍋料理などでお肉の隣に入れても肉が固くなる事はありません。 (肉が固くなるのはカルシウムを吸うからです)煮ても、お刺身でも美味しいこんにゃくです。
今は、見る事も少ない本物の(羽釜)を使い、代々造り続けた 心太 (ところてん)。固くてもダメ、柔らかくてもダメ、羽釜でしか出せない、本物の食感、腰のある心太。あえて心太(ところてん)と表記する、お店の暖簾(のれん)、こだわってます。
伊豆産の天草のみを使用し、天草から炊き上げます。ところてんを粉末にしたのが、かんてん粉なので、かんてんを細長く突いて販売されているものは本物の心太ではありません。本物は、手間をかけ、時間をかけ、思いを入れないと出来ないのです。
湯を沸かし天草を入れる、これだけで一時間。沸騰したら、ことこと炊き続け、お昼まで続く弱火炊き、忍耐も、体力もいります。羽釜に向き合い五時間、天草の踊りが終わると、火を落とし、蒸らす事、二時間そして絞り。心太は炊く人の思いも入っています。
木の竿で突くと、心太に合わせて、木がしなり切り口が波打ちます。これが心太の柔らかさを残し、絶妙な喉ごしを生み出します。ステンレスは切れ味が良すぎて、表面が真っ直ぐになってしまい、この味わいは生み出せません。細突きも木の竿ならではです。
本醸造のしょうゆと本醸造のお酢、北海道てんさい含蜜糖(優しい口当たりになります)のみで防腐剤などの余分なものは何も入れない本物の自家製三杯酢生たれです。
代々嫁に受け継がれてきた秘伝のたれです。
他では味わえない歯ごたえと喉ごし。
当店自慢の秘伝のたれはアレンジも自在。
お酢を加えたり、ごま油を加えたりと地域に合わせたアレンジでも相性抜群。
美味しく食べるコツは心太を良く冷やすことです。そしてたれは常温で。
薬味に青しそ、生姜を少し加えればより一層風味が増して美味しく召し上がれます。